MODERN CLASSICS

Toyota GT-One(TS020)

1999 #3 1990年代後半のトヨタTTE(チーム·ヨーロッパ)は、間もなく行われるF1参戦への準備に迫られていた。 そしてチームは、新型車として「TS020 GT-One」を開発、1998年のル・マンに投入した。 1990年代前半のGr.Cレーサー「TS010」の後継機として開発され…

Evasive Motorsports S2000R

ホンダが過去に生産したオープンスポーツ·S2000は、現役時代はそのシャシー性能の高さから エンジンとエアロダイナミクスの改良を中心に行われたが、Evasive Motorsportsが新しく製作した それは、エンジン換装という大掛かりなチューニングが行われた。 外…

LB☆Works Countach

十数年前、リバティーウォークはとある顧客のためにムルシエラゴ用のボディキットを製作、 高級車用エアロパーツメーカーとして一躍有名となった。 そして今、その車の“原点”と言っても過言ではないであろう車に手を付けた。 今回カスタムしたカウンタックは…

LB☆Works AZ-1

昨年創立30周年を迎えたという、日本発のエアロパーツメーカー·Liberty Walkは、 時価数億円ものF40に禁断のカスタムを施したことが記憶に新しいだろうが、 そのF40をモチーフとした車両を今年のオートサロンに出展した。 車両のベースはマツダ·オートザムAZ…

Nismo 400R

1990年代前半、ニスモはR32型スカイラインでGr.Aレースのディビジョン1クラスを制覇、 '94年には全日本GT選手権にも参戦、'そして96年にR33型に交代、今現在のFIA‐GT3/‐GT4のような 市販車ベースの車として、2000年まで活躍した。 勿論、Gr.Aレースの発展系…

Garage-RCR Civic-EG6

アメリカのGarage-RCRが製作したEG6シビックは、1992年式をベースに製作された。 ベース車こそ30年物の中古車だが、タイムアタックレースに参加すべく、 徹底的な軽量化が施された車体に、ターボ化されたK24Aエンジンを搭載、 後はセッティングさえ極めれば…

Rocket Bunny PANDEM 180SX-V3

Drift Car TRA京都(Rocket Bunny)による、シルビア系で最新のエアロキットとなる「PANDEM 180SX-V3」は、 「V1」以来となる、前後バンパー付きのフルボディキットとして開発された。 内訳は前後バンパー、ワイドフェンダー、サイドステップ、ダックテールス…

Land Rover Classic Defender-Works Islay Edition

ランドローバー・クラシックは、「ディフェンダー・クラシック・ワークス」をベースとした 特別仕様 「Islay Edition」を発表した。 Islay Editionは、ブランド発祥の地であるIslayに由来する名を持つ特別仕様で、 社内に保管されている「ランドローバー・シ…

Jaguar XJ220S

ジャガーが1990年に発表したスーパーカー「XJ220」は、当時レース活動でタッグを組んでいた トム・ウォーキンショー・レーシング(TWR)と共同で開発された。 車体はアルミモノコックを採用し、550bhpを発生する3.5リッターV6ツインターボエンジンを ミッドシ…

1996 Mitsubishi Galant VR-4 USDM-Sleeper

三菱が過去に生産したコンパクトセダン・ギャランのUSDMカスタムが、 アメリカのどこかにあるという。 そのUSDMカスタムは、日本国内で生産販売された高性能仕様のVR-4を個人輸入して製作、 外装を北米生産時代最後の5ナンバーモデルだった頃の仕様を再現、…

Mercedes CLR

GT1レースが事実上のプロトタイプカーレースと化していた1990年代後半、 レース用プロトタイプ車両で争われるLMPクラスが立ち上げられることになり、 初年度となる1998年にはポルシェは911-GT1'98を、メルセデスはCLK-LMを、 トヨタはGT-Oneを、日産はR390を…

A-RF Cosmo 6-ROTOR

ドラッグレース専門のロータリーチューナー「Anniversary Racing Factory(A-RF)」が 2022年に製作したユーノスコスモは、日本国内初となる6ローターエンジンを搭載した ドラッグレーサーで、その出力はNAメカチューン+NOSで1000psを発生するという モンスタ…

Escort Fire Lancer Evolution

チューニングカー最速を占う、筑波サーキット2000でのタイムアタック戦線は、 2010年代にWTAC(World Time Attack Challenge)に向けたチューニングが始まったことで一変した。 そしてUnder Scorch RacingのS15シルビアがFR最速の49秒台を記録して数年、 Escor…

RE Amemiya DRIFT-7'23 with Matsukiyo&APA

RE雨宮の2023年度D1GP参戦発表会が、オートサロンにて開催された。 今回のチーム体制は、マツモトキヨシとAPAホテルをスポンサーとし、 ボディカラーはイエロー/ライトブルーのグラデーションスタイルを基本としたものとした。 エンジンはアルミブロック削り…

RE Amemiya FD3S 3-Rotor:Ama-San 77th.Edition

ロータリー専門チューナーとして名高いRE雨宮は、GT300レースやD1GPに 長年参戦している名門レースチームでもある。 その創業者である雨宮勇美氏の77歳の誕生日を記念して製作されたFD3Sは、 エンジンを13B-MSPベースの3ローターとし、トランスミッションにR…

Stardust Factory FD3S-Speedster

数年前にレンダリング画像が制作され、話題になったというFD3Sのオープンモデルが、 実は四半世紀も前には既に実現していた。 そして2023年、スターダストファクトリーの製作したFD3Sは、外装品をRE雨宮の エアロパーツ類で構成したほか、ボディスタイルをス…

LBWK Sphere Light Orochi

2001年、北陸を拠点とする光岡自動車が、1台の車を製作した。 「大蛇(オロチ)」と名付けられたそれは、新車で数億円レベルの超高級スポーツカーと 引けをとらないほどのワイド&ローなフォルムなデザインを身に纏ったもので、 そのデザインこそ未だに色褪せな…

Honda Auto Okayama Flat Top Today

「岡山には、とんでもないトゥデイがいる」…車好きの間でまことしやかに囁かれた、 「モンスタートゥデイ」の噂があった。 その車は、岡山国際サーキットを拠点に、国内外の高性能スポーツカーと渡り合うほどの 速さを持つとされる。 そんな車が実在した。 …

LB-Works F40

十数年前に高級車用エアロパーツメーカーとして名を上げたリバティーウォークは、 ついぞ億単位のクラシックカーにまで手を出した。 1987年生まれのスーパーカーで、当時の新車価格は4650万円、そして総生産台数は1300台という フェラーリF40は、今現在のク…

Ford Sierra RS-Cosworth

1980年代、フォードの欧州部門は中型車「Sierra」を販売していた。 そのSierraをGr.Aレース/ラリーに投入すべく開発されたのが、「RS」ラインである。 Sierra-RSは、当時スポーツ仕様として販売されていた「XR4」の上位互換的なモデルとして、 1985年に投入…

Nissan March Super-Turbo:Little Dynamite Cup

1980年代、日産はターボパワーで復活を果たそうとしていた。 そのレース活動では、前半期のGr.5シルエットフォーミュラレースを経て、 ニスモ(日産モータースポーツ、NISMO)を旗揚げ、後半期に開かれたGr.Aレースに スカイラインで参戦した一方で、とあるワ…

Toyota Celica-ST205 Rally-Car'95

1990年代のWRCは、Gr.Aラリーカーの全盛期であり、日本製ターボ車の黄金期の時代でもあった。 「2000ccターボ+4WD」という、コンパクトかつハイパワーなパワートレーンを武器に、 トヨタ、スバル、三菱といった日本車メーカー3社が台頭、2000年代のWR-Car規…

Mitsubishi 3000GT-Spyder

三菱の過去のスポーツカー「3000GT」は、主に北米向けに企画され、1990年に発表された。 当時の日本の税制では「大型車」扱いであった3ナンバーボディに、「6G72」型の3.0リッターV6 DOHCエンジンをフロントミッドシップ搭載、駆動方式はFWD/AWDの2種類が用…

Porsche Cayenne-Convertible Prototype

ポルシェのSUV「カイエン」の、初代モデルの派生型として計画された「コンバーチブル」は、 当時こそまだ珍しいものであった「SUVコンバーチブル」で、デザインは脱着式ルーフ、 あるいは格納式ルーフを想定して開発されたと思われたが、最終的にはいずれも…

Rob Dahm RX-7 4-Rotor+AWD Ultimate Mod

Rob Dahm氏の製作したFD3S RX-7は、「魔改造されたFD3S」として知られている。 その製作内容は、フロントセクションをパイプフレーム化し、そこに4ローターエンジンを フロントミッドシップ搭載、そして駆動方式をAWDに変更した。 それに合わせてバルクヘッ…

Prodrive P25

1998年のスバル・インプレッサ22Bの発表から25周年を迎えたことを記念して、 「P25」がお披露目された。 Prodrive P25は、初代インプレッサSTiクーペをベースとしたコンプリートカーで、 エンジンからシャシーまで徹底的にリファインされたレストモッドとし…

1998 Suzuki Escudo Pikes-Peak Special

アメリカの独立記念日に開催されるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(PPIHC)、 その競技の存在を日本に知らしめたのは、1990年代~2016年に参戦した"モンスター"田嶋伸博氏。 その田嶋氏が1998年に製作した車は、ベースこそ初代エスクード…

Plymouth Prowler

1990年代、クライスラーのPlymouthブランドは末期を迎えていた。 そのブランドで最後のモデルとなったProwlerは、1993年に発表されたコンセプトカーを 忠実に再現したデザインで、1997年に発表された。 車体構造はアルミスペースフレームで、エンジンは縦置…

2000 Mitsubishi Lancer Evolution-VI Tommi Makinen Edition Special Coloring Package

WRCにWR-Car規定が導入されて間もない頃の1999年、三菱は4年連続で優勝を成し遂げた。 それを記念して、2000年に発表された「Tommi Makinen Edition(TME)」は、 新デザインのフロントバンパーに、ターマック仕様の足周りを装着した「改良型」で、 エンジンは…

HKS Advanced Heritage Engine

2021年、HKSは次世代型エンジンチューニングプログラム「Advanced Heritage」を立ち上げた。 Advanced Heritageとは、「旧型のエンジンに、最新技術を施すことで、 パワーアップ&燃費向上を両立させる」という、内燃機関の究極進化形的な チューニングプログ…