チューニングカー最速を占う、筑波サーキット2000でのタイムアタック戦線は、
2010年代にWTAC(World Time Attack Challenge)に向けたチューニングが始まったことで一変した。
そしてUnder Scorch RacingのS15シルビアがFR最速の49秒台を記録して数年、
Escort RacingがCT9AランサーでAWD最速の49秒をマーク、「筑波50秒の壁」を越えた車の
2台目となった。
外観はCFRPパーツを駆使し、大型のフロントカナードやシャークフィンなどを装着して
空力特性を改善、車重は前後セクションのパイプフレーム化などで1150kgとした。
そしてエンジンは2.3リッターにボアアップされ、超大型ターボへの換装などで、
1100psという最高出力となっている。
ドライバーは「もう一人のプライベートドライバー」である"ファイヤー"安藤佳樹。