日産が日本モビリティーショー2023に出展したEVコンセプト「ハイパーシリーズ」に、
更なる隠し球が用意されていた。
第5のモデルとなる「Hyper Force」は、現行型の発表から間もなく20年を迎える
長期モデルとなった「GT-R」の次世代型を占うであろうEVスポーツコンセプトで、
パワープラントは超高性能な電動モーターを前後に搭載、バッテリーは大容量の
ソリッドステート(全個体電池)とした。
駆動方式は前後クアッドモーターAWDで、その最高出力は1,000kw(=1MW)を発生、
そして駆動制御システムとしてe-4ORCEを採用と、「技術の日産」の名はEV時代になっても
色褪せないことを証明するための意思表示となるだろう。
直線と曲線が組み合わされたような外観デザインは、フロント周りは「R34型スカイライン」を、
リア周りは「Concept.2020」をそれぞれ連想させるものとなっているという。
乗車定員は2名で、コクピット・イルミネーションの配色はレッド/ブルーの2種類となっている。
レッド色は「トラックモード」時に、ブルー色は「ツーリングモード」時にそれぞれ点灯する。