2023年に発表された「1500REV」で、ラムの電動化戦略が始まった。
そして同じ2023年を以て、伝統的なV8エンジンは生産を終了、それを持つフルサイズトラックは
フェードアウトされるのではないかと噂された。
しかし、その噂は否定された。今回発表された2025年モデルで、
新型のパワートレーンを搭載する運びとなったのだ。
一つは、6気筒3.0リッターツインターボエンジン「Hurricane」、そしてもう一つは
「3.6リッターV6+PHEV」という、完全電動化に向けた2段構え戦略となった。
今回新設定されるPHEVモデル「Ramcharger」は、2000年に生産が打ち切られて以来
23年ぶりに復活した名前で、独自のREVプラットフォームにV6エンジンを発電用として搭載、
最高出力は670hp(統合出力)で、シリーズ最高の牽引性能と、シリーズ最長の航続距離を実現した。
伝統的なフレームシャシーに、電動モーターを前後に配置(F:250kw/R:238kw)、
バッテリー容量は92kwhで、エンジンとシャシーの間に発電機(130kw)が組み合わされる。