2021年にオンラインで開催された、ステランティスの電動化発表会「EV Day」にて、
ダッジは開発中であった電動コンセプトカーをチラ見せした。
その電動コンセプトカーこそが、「単なるEVは作らない」ダッジの電動化戦略の真打ちとなる
「e-Muscle」コンセプト、「Charger-Daytona SRT-Concept」である。
Charger-Daytona SRT-Conceptは、2024年に生産終了となる「チャージャー/チャレンジャー」の
後継となるEVコンセプトで、ダッジが「e-Muscle」と標榜するようなパフォーマンスを目指して
開発された。
プラットフォームは大型車用BEVプラットフォームを採用し、駆動方式はツインモーター駆動AWD、
そしてトランスミッションは2段式ローハイギアだ。
外観は1966~67年式をモチーフとしたファストバックスタイルとし、前後に掲げられた
エンブレムは'60年代のクライスラーグループのものを復刻、過去と未来を繋ぐような位置付けとした。
パワープラントは新開発の電動パワートレーン「Banshee」を採用、
「Fratzonic」エキゾーストの奏でるV8サウンドは見るものを刺激する。
内装はそのまま市販出来るほどのクオリティを誇る。
乗車定員は4名で、後部座席を収納すればタイヤや工具類などを収容できる
ラゲッジスペースとなる。
ドラッグレース用のローンチコントロールシステムを装備するという、
ダッジならではの個性が宿る。