スバルオブアメリカ(SoA)は、過去に「2020 WRX-STI“Airslayer”(2020)」や
「1983 GL-Wagon“Family Huckster”(2022)」を製作したが、それらはジムカーナ向けに
特化した車両であった。
そんな状況を変えようと、現行「WRX」をベースとしたタイムアタック車両として、
「Project.Midnight」を製作した。
Project Midnightは、「VSC-ARA24」ラリークロスカーをベースに開発された。
シャシーをCFRPモノコックとし、ボディパネルを総カーボン化したことにより、
車両重量は2500lbs以下と大幅に軽量化、足回りはターマック仕様にセッティング、
タイヤを18インチのレーススリックとしたことでサーキットに特化した車両となっている。
そんな車を駆るドライバーとして、スバルUSAワークスのスコット·スピードが起用された。
AirslayerやFamily Hucksterを駆るトラビス·パストラーナがジムカーナを担当するのとは対照的に、
スピードはサーキットでのタイムアタックを担当する。