ザガートが今回製作した「AGTZ‐Twin Tail」は、アルピーヌA110をベースとして開発された
コンプリートカーで、その造形はクラシック·レーシングカー「A220」をモチーフとしており、
ロングテールとショートテールの2種類があることから「Twin Tail」と名付けられた。
テールをショート/ロングの2種類とし、ロングテール部分を着脱式とした。
モチーフ元となるアルピーヌ·A220は、1968年にル・マン向けに開発されたレーシングカーで、
当初はゴルディーニ製の3.0リッターV8エンジンがミッドシップ搭載されたロングテール車だったが、
ル・マンでの惨敗を受けて早々と撤退、その後ショートテールに改装された上で
エンジンをルノー製の4気筒ターボに変更、スプリントレースやラリーに参戦した。