2020年に発表された「GRヤリス」は、量販車の「ヤリス」を3ドア化した車両で、
1.6リッター直列3気筒ターボエンジン+AWDパワートレーンを採用した高性能モデルである。
そのGRヤリスに、待望の改良モデルが登場した。
今回の改良では、「GR-FOUR」ではエンジンを222kw/400N-mに強化したほか、
新開発のトランスミッション「GR-DAT(GAZOO Racing Direct Automatic Transmission)」が
新たに搭載された。
このGR-DATは、大容量の8段ATギアをベースに、スポーツ走行に特化したセッティングが施されたもので、
ラリーやサーキットで得られた知見が反映されているという。
前後デザインは一新された。
モータースポーツ思想が息づく、コクピットデザインを持つこの車両は、
DATであるにも関わらず、サイドブレーキが残されている。
今回の改良で、冷却系を強化する「クーリングパッケージ」をオプション設定とした。
「RC」では、「サイドブレーキのポジション変更」をオプション設定、
申請すると油圧式をイメージした形状に改められる。