半ば国策的に進められているFCEV開発に、ホンダは再び参入する。
自社の主力SUV「CR-V」は現在、ICE/e:HEVの2種類を用意しているが、その新バリエーションとなる
「FCEV仕様車」は、米GM社と共同で行っているネットゼロカーボン事業の一環として、
開発が進められている。
この車のパワートレーンは、車両前部にFCスタックと電気モーターを、車体の床下にバッテリーを、
水素タンクを後部座席周辺にそれぞれ配置した、電気+水素のハイブリッド駆動となっている。
今回新たに、「e:Fuel Cell」と銘打った新型FCスタックを開発、「乗用レベルでの開発→
商用向けの発動機として展開」することを宣言した。
あまり知られてはいないが、実はホンダは、水素エネルギー開発を長年行っているメーカーである。
今回の「次世代型FCEVモデル」は、四半世紀以上もの開発の集大成的な位置づけとして、
2024年に発表予定となっている。
ちなみに、水素エネルギー開発に力を入れているトヨタのモリゾウ会長(豊田章男氏)が
ホンダブースを訪問、お墨付きをいただいた。