2000年代初頭、ベントレーはフォルクスワーゲングループの傘下に入り、
'02年には「Continental-GT」が登場した。
その車に搭載されたエンジンは、当時新開発のW型という、フォルクスワーゲングループの
高級路線の象徴として位置付けられたものであった。
そのW型エンジンは、最後まで残ったW12が21年間も生産されたが、
2023年度限りでの生産終了が発表された。
それを記念してのW12最終仕様「Speed-Edition 12」は、ボディカラーにグレーの掛かった
シルバーを採用し、内装色にブラックレザーを標準で設定した特別仕様となっており、
ラインアップはContinental-GT/Continental-GT Convertible/Flying-Spur/Bentaygaの4種類で、
各120台が限定で製造される。
技術の粋として語り継がれるW型エンジンは、やがて"遺産"となる。