R32 Restored Car
ニスモは日産と共同で、「NISMO Heritage Parts」という、R32-34型スカイラインGT-Rの
パーツの再生産事業を行っている。
そして2020年、「NISMO restored car」と題した、R32-34型スカイラインGT-Rの
レストア事業を開始することを発表した。
レストア内容は以下の通り。(原文ママ)
1. BODY
総合的な性能を担保する為に、自動車メーカーの実績をベースとしたニスモ基準での
BODY捩り剛性測定と、BODY寸法測定後、劣化値修正の為の良好なバランスを維持した修復。
劣化したシーリングの再塗付後、車体全てを希望色での再塗装。
(OPTION:電着塗装・メルシート交換)
2. エンジン
全分解でのオーバーホールとバランス取り後、ベンチ台上での性能測定とラッピング。
(OPTION:NISMOチューニング仕様へアップデート)
他、駆動系 制動系
作動確認・点検・分解洗浄・オーバーホール・消耗劣化部品の交換・塗装。
(OPTION:希望の部位構成部品の追加交換)
3. 内装
クリーニング
(OPTION:NISSAN GT-R(R35)表皮を使ってインテリアをトータルコーディネートした張替え、
プラスティック部位の塗装リペア)
他、電装系
導通作動確認・点検・消耗劣化部品の交換。
4. 完成検査
シャシダイナモメータでの性能実験後、ニスモのテストドライバーまたは
プロドライバーによるチェック走行。
ベース対象となる車両は中古車、及びオーナー持ち込み車両で、
純正基準のフルノーマルが前提となる。
そしてレストア作業は横浜の大森ファクトリーの一角に設けられた専用スペースにて行われ、
納期は1年前後(作業内容によって変動あり)の見込み。