トヨタの目指すカーボンニュートラルの、新たなる挑戦が始まった。
数十年前の名車「AE86」を未来に残すべく、トヨタGRカンパニーとレクサスインターナショナルは、
2台のコンバート車両を製作した。
ベースとなったのは3ドアモデルで、1台はBEV仕様に、もう一台はH2燃料仕様にそれぞれ変更、
「カーボンニュートラル時代でも、走る歓びを追求する」トヨタの姿勢を感じさせる車となった。
BEV Conceptではフロントにモーターを、リアにバッテリーをそれぞれ設置、
重量配分を「50:50」に最適化するようセッティングされた。
トランスミッションは6MTギアボックスで、レクサスが現在開発中の疑似MTシステムの
プロトタイプ的な位置づけとなっている。
一方のH2 ConceptではエンジンをH2燃料仕様に変更し、リアに高圧水素タンクを設置、
これまた重量配分を最適化(F50:R50)させるシャシーセッティングとなっている。