マクラーレンとポルシェ、一見すると何ら関わりもないように思えるが、
その関係は1980年代中盤のF1に遡る。
当時ポルシェはF1にエンジンビルダーとして参入、TAGの名を冠してマクラーレンに供給した。
その経緯からエンジンは「TAG-Porsche」という異名を持つ。
そんなエンジンを搭載するポルシェは、マクラーレンのパートナーガレージであるLanzanteが
2018年に製作、F1用の1.5リッターV8ツインターボエンジンを公道向けに改良して、
ポルシェ930ターボの車体にミドシップ搭載した、「Porsche TAG-Turbo」という車両を
グッドウッドに出展したが、今回のTAGポルシェ車両はその改良型となる。
撤退した軽量化が施された車体の大部分にCFRPボディパネルを装着、V8エンジンはミドシップ搭載される。