HEMIエンジンの生産終了を記念した"Last Call Editions"、その最終章(ファイナル・チャプター)に
選ばれたのが、数年前に発表された伝説のマシン「Challenger-Demon」をベースとした、
モンスターマシンであった。
「Demon-170」と銘打ったこのマシンは、6.2リッターV8-S/CエンジンをE85フューエルに
対応させたことにより、1,025hp/945lb-ftという悪魔的な破壊力(デモリッシュ・パワー)を
後輪に叩きつける。
そのパフォーマンスは0-60mph加速で1.66秒、クォーターマイルで8.9秒をそれぞれ記録(マーク)し、
市販車最速記録を更新したが、その代償としてドラッグレースへの出場を禁止にされた。
車両本体価格は$96,666で、北米大陸限定で3,300台が製造されるが、
これを以てHEMIエンジンの生産が終了されるという。