今から半世紀も前のツーリングカーレース「マイナーツーリングカップ」に
参戦した「チームヤマト」は、ホンダの社内有志チームの原点にあたるチームであった。
そのチームヤマトが製作した初代シビックは、元々のCVCCエンジンをレース向けに改良した
スペシャル仕様のものを搭載、当時最大の対抗車種であった日産・B110サニーに対し、
シャシー周りや空力特性の改良で応戦、FF駆動でマイナーツーリングの覇者に上り詰めた。
参戦期間は1978~84年で、マイナーツーリングレース後は二世代後の「ワンダーシビック」で
N1耐久レースに参戦、今日のスーパー耐久レースに至る。