英国に拠点を置くGordon Murray Automotive(GMA)は、自動車デザイン界の
レジェンドの一人であるゴードン・マレー氏によって、2017年に設立された。
そのGMAが最初に製作した車は、'90年代を代表する名車をリメイクしたような
エンジニアリングがつぎ込まれた、公道仕様のファンカー「T.50」である。
T.50は、車体構造をCFRPモノコックとし、部品単位での軽量化に拘った結果、
乾燥状態で986kgという重量を実現した。
ミッドシップ搭載されるエンジンは、この車のためだけに開発されたという、
4.0リッターV12となっており、これにマイルドハイブリッドシステムが
組み込まれる一方で、トランスミッションは一昔前の6MTギアボックスという
異例の組み合わせ、そして車両後部にはファンが設置されたという。
車両本体価格は£2,300,000(日本円で約4億円)で、世界限定で100台が製造される。