Subaru 1000

 
1960年代、富士重工が仕掛けたモータリゼーション次の一手として、
小型車の開発に取り組んだ。
 
その小型車は、今日のフルライン4WDメーカーの礎となるメカニズムが
搭載されたFF車で、1966年に市販された。
 
SUBARU 1000」と名付けられたこの車は、当時の1000ccクラスの小型車としては
異例の「水平対向エンジン+前輪駆動」という独創的なメカニズムが話題となったが、
このメカニズムは開発段階ですでに構想されていて、ドライブシャフトに等速ジョイントを
用したこともその一つとされている。
 
1969年生産終了、後継車種は「ff-1→レオーネ」。
 
生産終了後、4WDシステムが先行開発され、1972年に「レオーネ・エステートバン」として市販化、
その後の「レガシィ」や「インプレッサ」などといった4WDターボ車が主力に躍り出ることとなる。