メルセデスの伝統的な4WD車「Gクラス」は、元々は軍用として開発され、
オーストリアの軍需企業「Steyr-Puch」社にて製造開発が行われた。
その車を製造するためだけに、ダイムラーベンツとの合弁で自動車製造部門を発足、
1990年には完全民生化モデルとなり、2000年には自動車製造部門が独立、
翌'01年にはMagnaグループによって「Magna-Steyr」として設立、
そこで製造されることになった。
そんなGクラスの民生化初期の頃には、PuchへのOEM製造が行われていたという。
そのOEM製造車は、総生産数が500台に満たないもので、今となっては貴重で、
かつ希少なモダンクラシックカーとなっている。