1987年当時に市販していた「カウンタック·クアトロ·バルボーレ」をベースとした
高性能プロトタイプモデル「Countach-Evoluzione」である。
この車の開発を指揮したのは、当時ランボルギーニに在籍していたデザイナー·Horacio Pagani氏、
彼は当時カーボン素材を研究していた事もあり、それを使ったコンセプトカーの製作に着手した。
エンジンはカウンタック史上最強の500hpを発生する5.2リッターV12DOHCとし、
最高速度は初期の目標とされた300km/hを達成、車体をアルミとカーボンの複合素材と
したことにより、車両重量は980kgと大幅に低減された。
これだけの性能を持ったプロトタイプだったが、製造コストの問題で市販化されることはなかった。
しかし、その車を製作したパガーニ氏に先見の明があったようで、ランボルギーニはその後、
段階的にカーボン素材を使うようになったという。