Honda S360

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1962年、二輪車メーカーとしてスタートを切ったホンダが、四輪車事業に進出することになった。
当時は高度経済性長期真っ直中で、中小の自動車メーカーが乱立していた時期であった。

そんな時代の四輪車市場に、ホンダが二輪車の開発で培った技術を引っ提げて参戦、
乗用車モデルの「Sports 360」と、商用車モデルの「T360」の2台をお披露目した。

S360は、二輪車技術を生かして開発された360ccエンジンをフロントに搭載したオープンカーで、
パイプフレームの車体に、当時としては異例のDOHC機構で、高性能な30bhpを発生する
エンジンを搭載、最高速度は100km/hを裕に越えるものとされた。

しかし、市販されたのはT360の方で、オープンカーの方は後に発表される「S500」の発表まで
待たされることになった。

その後、2017年に復刻版が製作され、東京にて久々にお披露目されたのだった。