フォード・ヨーロッパには、「Supervan」という改造車があった。
その「Supervan」は、レーシングエンジンをミッドシップ搭載したもので、
1971~93年までに計3台が製作されているが、今回30年ぶりに製作された新型は、
なんと電気自動車であった。
今回で「第四世代」となったSupervanは、フォードの商用BEV「E-Transit」をベースに、
「Supervan 4 Electric」と題して開発された。
ボディは全面的に作り替えられ、パワープラントとなる電動モーターは
前後車軸に4基も設置、そして大容量のバッテリーパネルは床下に搭載された。
駆動方式は前後クァッドモーターAWDで、最高出力は2000ps、最高速度は320km/h。