WRCにWR-Car規定が導入されて間もない頃の1999年、三菱は4年連続で優勝を成し遂げた。
それを記念して、2000年に発表された「Tommi Makinen Edition(TME)」は、
新デザインのフロントバンパーに、ターマック仕様の足周りを装着した「改良型」で、
エンジンは性能こそ変化がないものの、ターボチャージャーの仕様変更により、
最大トルクが38.0kg-m/2750rpmとなった。
そんなTMEの中で、特別仕様として用意された「Special Coloring Package」は、
GSRグレードをベースとした、パッションレッドカラーのみの設定となっており、
日本国内だけで200台程度しか販売されなかったという、今や貴重な25年物の名車となっている。