2021年、HKSは次世代型エンジンチューニングプログラム「Advanced Heritage」を立ち上げた。
Advanced Heritageとは、「旧型のエンジンに、最新技術を施すことで、
パワーアップ&燃費向上を両立させる」という、内燃機関の究極進化形的な
チューニングプログラムだという。
まず最初は、RB26エンジンのリメイクチューンで、最高出力:600ps、
燃費性能:20km/L(WLTC)を目標に開発される。
その目標を達成すべく、あらゆる角度から改善策を検証し、開発されたパーツが用意された。
デュアルプレナムインテーク
インテークを「デュアルプレナム式」に改良することにより、効率的な吸気性能を実現した。
デュアルインジェクター
1気筒当たりのインジェクターを2本に増やすことで、燃焼効率の改善が図られた。
プレチャンバー
点火プラグに被せる方式の副燃焼室を設けることで、燃焼効率を向上させるという、
モータースポーツからの応用技術。
バーチカルターボチャージャー
搭載レイアウトを変更することで、理想的な排気効率をもたらすとともに、
圧力損失を低減させるという。
以上の新技術を以てリメイクされたエンジンは、2023年のリリースに向けて鋭意開発中だという。