北イタリアに拠点を置く「Kimera Automobili」は、ランチアの伝説的なラリーカーの
レストア事業を展開している。
そのKimeraが今回送り出した車は、1980年代前半のWRC-Gr.Bマシン、
ランチア037ラリーのレストモッドとなる、「Evo-37」だ。
Evo-37は、車体構造をセンターモノコック+パイプフレームとし、
エンジンはオリジナルのフォージドブロックをベースとした、
2.2リッター4気筒ツインチャージと、全面的に作り替えられているという。
そして内外装はリバース・エンジニアリングによる素材置換で作り替えられ、
オーディオ類はスマートフォン対応式の、最新鋭のものにアップデートされた。
数十年前に作られた古き良き車両に、現代の最新鋭の技術が組み込まれた、
まさに「キメラ」という名に相応しいレストモッドだ。