1960年代中盤、当時のプリンス自動車はレーシングカー「R380」を開発、
グランプリレースに投入した。
そしてその改良は、日産による吸収合併後も継続して行われた。
そして日産によって製作された「R380-Ⅱ」は速度記録用として、
空力特性を重視しての開発となった。
ミッドシップ搭載されたエンジンは、「GR8」を引き続き採用、
長時間での連続走行を目的とした、耐久性を重視しての開発となっており、
その成果が後の「R380-Ⅲ」や「スカイライン2000GT-R」のエンジン開発に
多大なる影響をもたらしたのだった。